ミスミグループ本社は5月30日、同社とグループのミスミ、駿河精機が6月1日付で、機械工業系事業について4つの「企業体」を、事業サポート・インフラ機能について2つの「プラットフォームグループ」を発足させると発表した。ミスミ、駿河精機などの法人格を超えて、事業推進の必要機能を一体化させた組織を整える。
ミスミグループは、機械部品のカタログ販売で独自の事業モデルを確立し、高品質、低コスト、短納期を追求する「ミスミQCTモデル」を国内、海外で徹底することで事業規模を拡大、連結売上高はこの6年間で516億円から1266億円へ約2.5倍成長した。
各企業体は、従来のミスミの営業組織を持つ事業部と駿河精機の製造部門が一体となっており、「創って・作って・売る」という「一気通貫体制」を更に強化し、顧客に「より良い商品を、より早く、より安く提供できる体制」とした。
各企業体、グループには「企業体社長」、グループを統括する「管掌役員」を配置し、大幅な権限委譲を通じて、業務執行の責任体制を明確化するとともにスピーディーな意思決定を実現させる。
事業部門は「ミスミFA企業体」「ミスミモールド・工具企業体」「ミスミプレス企業体」「駿河TEC企業体」の4企業体に再編。また、本社部門を「G生産プラットフォームグループ」と「G事業プラットフォームグループ」の2つのプラットフォームグループとして発足させる。
G生産プラットフォームグループでは、ミスミグループの生産活動、生産改革推進を統括。ミスミグループ本社の生産企画部門「MPS推進室」、駿河精機の生産改革推進部門「駿河SPS推進室」、駿河精機管理部門、国内外工場長を傘下に配置する。
G事業プラットフォームグループは、ミスミグループのIT・受注から物流までのサプライチェーンインフラストラクチャー構築・改善推進を統括し、ミスミグループ本社の情報システムセンター、ミスミのロジスティクスセンター、マーケティングセンター、EC事業部を配置する。
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ミスミグループ本社/組織再編、サプライチェーンインフラ統括機能を集約
2008年06月02日/SCM・経営
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