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英海事当局/日本のマラッカ・シンガポール海峡「協力メカニズム」サポート

2008年06月23日/国際

国土交通省は6月20日、日本と英国の海事当局が13日に開いた第5回日英海事政策対話の結果を発表した。
外航海運における独占禁止法適用除外制度について、日本側から国内での外航海運に係る独占禁止法適用除外制度の現状について説明するとともに、10月以降に適用するEU競争法について意見交換を行った。英国側からは、現時点で具体的にどのような影響が発生するのか不透明なところがあるとの認識が示された。
海上安全及び海洋環境保全政策については、日本側から現在国際海事機関(IMO)へ提案している外航海運におけるCO2削減のための船舶燃費評価手法について説明した。外航海運からのCO2削減については、IMOの場で技術的手法、運航的手法、経済的手法に基づいた検討を行い、海運の成長とCO2削減対策を両立させる必要があるということを相互に確認した。
マラッカ・シンガポール海峡航行安全対策では、日本側から、昨年9月にIMOと沿岸国が主催しシンガポールで開催された国際会議で国際海峡における沿岸国と利用国の協力のあり方を具体化した「協力メカニズム」が創設されたことを紹介。英国側は、この「協力メカニズム」をサポートしていきたいとの認識を示した。
このほか、年末のWTOドーハラウンドの最終合意に向け、今後も日本と英国が連携していくことを確認した。

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