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トヨタ自動車/物流分野でCO2排出量45.3万トン、海上輸送強化

2008年08月04日/CSR

トヨタ自動車は7月31日、「サスティナビリティレポート2008~人、社会、地球の新しい未来へ~」を発行した。

物流分野での取り組みでは、2007年度に物流分野でのCO2排出量を48.3万トン以下に低減する目標に対し、排出実績は、前年度比2%増の45.3万トンと微増となった。

東北・北海道向け鉄道輸送の拡大、海上輸送の港集約による物流効率化、物流パートナーと共同実施した燃費向上活動の継続--などの取り組みで、見込み排出量が49.2万トンとなるところを、3万9000トン削減した。

その内訳は、まず生産用部品・補給部品のモーダルシフトを推進。生産用部品では岩手工場向けに鉄道便拡大や陸送便の海上輸送シフトを実施。補給部品では北海道共販店向けの輸送を鉄道にシフトし、1万1700トン/年のCO2排出を削減。

九州・東北航路では完成車輸送に大型船を投入。4200トン/年を削減した。さらに、衣浦港積みの完成車を名古屋港に整備した車両ヤードの活用で、関東向け輸送を名古屋港に集約。トヨタ自動車九州向け部品を現地で調達する取り組みと合わせて9700トン/年を削減した。

全般的な取り組みでは、ドライバー教育を徹底しエコドライブを推進。その他の取り組みと合計し1万3500トン/年を削減したという。

今後はこれらの取り組みを継続するほか、2007年度は日本からの出荷分の把握を完了した地域間の海上輸送でのCO2排出量の把握も進め。2008年度は他の地域間にも拡大する。

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