ANAグループが7月31日に発表した2009年3月期第1四半期決算によると、貨物事業では国内の売上高は80億円(前年同期比9.8%増)、輸送重量は11万3000トン(4.9%増)、輸送量は1億1000万トンキロ(5.4%増)と増加した。
国内線が4月搭載分から運賃体系を改定し、顧客ニーズを的確にとらえた運賃設定で単価が改善し、低需要時間帯の販売が増加し、収益性が向上した。
国際線は、日本発輸出貨物需要が伸び悩んだものの、「アジア・中国地区」と「北米・欧州」間の需要の取り込みにより、輸送量は大幅に増加した。売上高は196億円(17.7%増)、輸送重量は9万8000トン(25.6%増)、輸送量は4億5900万トンキロ(20.0%増)と大幅な伸びとなった。