ジクー・データシステムズ(ジクー)とイーシステムは8月7日、顧客管理などで両社が展開しているサービスを連携させた新サービスを提供すると発表した。
イーシステムが提供中の名刺管理サービス、「アルテマブルー」の名刺情報と、ジクーの車両運行管理サービス、「くるみえ」の得意先情報を連携させたもので、データの自動生成や業務プロセスの自動化など一層の効率化が図れるようになるという。
例えば、くるみえを利用中の企業の場合、取得した名刺を専用スキャナで読み取ることでアルテマブルー内に顧客データが自動生成される。反対にアルテマブルー内の顧客データも、くるみえの顧客情報として自動登録できる。
この場合、くるみえのために訪問先位置の地図上へのプロット表示、経路探索の緯度経度情報と必要なるが、今回の連携でジクーの新住所検索エンジン「Quadrix Address Server」を使って緯度経度情報を取得。既存の顧客データに付加できるようになるなど、データ取得のツールの幅が広がり、より詳細なデータベース構築が可能になる点がセールスポイント。
両社は今後連携の幅を広げ、イーシステムのCRM分野のノウハウとジクーの空間データベース技術を組合せたサービスを提供していくとしている。