三越伊勢丹ホールディングスは8月22日、グループ内の組織を再編すると発表した。
伊勢丹などの関連会社である三越伊勢丹システム・ソリューションズ（IMS）とジェイアール西日本伊勢丹（WJRI）の経営管理や営業支援業務を、三越伊勢丹HDが継承することを決め、
伊勢丹を分割会社とし、三越伊勢丹HDが継承会社とする吸収分割契約書を締結した。2008年10月1日に吸収分割する。
IMSの発行済株式のうち、三越が保有している18.4％についても、三越伊勢丹HDが取得し、完全子会社とする。
また、JR西日本と伊勢丹の合弁会社であるWJRIが、ジェイアール大阪三越伊勢丹を運営する。
WJRIの経営管理と営業支援業務についても三越伊勢丹HDが伊勢丹から継承し、直接の株主となる。
三越伊勢丹HDとJR西日本の経営資源を最適に統合し、関西地区で効率的な百貨店づくりを推進するための体制を構築していく。
なお、伊勢丹がWJRIによる60億円の第三者割り当て増資を引き受け、WJRIへの出資比率を現在の33.3％から40％に引き上げる。
子会社などの概要
商号：三越伊勢丹システム・ソリューションズ
事業内容：情報処理サービス業
設立年月日：昭和43年12月20日
本店所在地：東京都新宿区西落合2-18-20
代表者：浦田努
資本金：90百万円
持株比率：伊勢丹81.6％、三越18.4％
商号：ジェイアール西日本伊勢丹
事業内容：百貨店業と関連業務
設立年月日：平成2年10月1日
本店所在地：京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901
代表者：黒澤慶一
資本金：6,000百万円
持株比率：西日本旅客鉄道66.7％、伊勢丹33.3％
