フルキャストは9月1日付で筑西労働基準監督署より、労働安全衛生法違反の疑いで、水戸地方検察庁下妻支部に書類送致されたと発表した。
同社によると平成19年7月12日16時頃、派遣スタッフが派遣先事業場で、派遣先代表者がコイル状の材料をフォークリフトで運搬するさいに、資材が倒れ派遣スタッフが負傷したという事故が発生した。
この事故に対して、同社が、労働安全衛生法第100条などに定める「労働者死傷病報告」の提出が出来ていなかったことによるもの。
フルキャストでは、労働安全衛生法における諸手続を安全推進室が行い、平成19年4月1日付で設置したコンプライアンス室との連携体制を構築することにより、管理・監督の強化を図っていたが「このような事態を招いたことを深く反省いたしますとともに、関係者の方々には多大なるご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」としている。