IBMは、インドの石油大手企業であるヒンダスタン・ペトロリアム・コーポレーション・リミテッド(HPCL)に対し、RFID(ICタグ)をベースとしたソリューションを提供中であることを明らかにした。
IBMの技術の導入により、HPCLは、ナシク(Nashik)プラントでの生産工程全般でトラッキングが可能となるという。
契約額は220万ドルで、IBMのRFID関連のソリューションとしてはインドで最大となる。契約には、インフラ整備やコンサルタントなどのサービスも含まれる。
具体的には、LPGのボンベーをRFIDを使ってトラッキングし、ボトル詰め、流通、最終消費者への販売を含むあらゆるプロセスをカバーする。第一段階では50万本のボンベが対象になる。
HPCL幹部は「今回のRFIDを使ったトラッキングプロジェクトは、インドでは初となるものだ。当社のほかの42カ所のプラントにも、IBMのRFIDを段階的に導入する予定だ」などとしている。(翻訳)