富士ゼロックスは9月18日、流通業・飲食業など多拠点・多店舗展開する業種向けのネットワーク基盤サービス、「beat/vpn サービス」を開発したと発表した。同社指定のサービス取扱店から9月29日に発売する。サービスの提供料金は1店舗当たり月額1万円以内の予定。
beat/vpn サービスは、POSや販売・在庫管理システムなどが存在する本部やデータセンターなどの拠点と、店舗などスポーク拠点に設置されたクライアントPCとをバーチャル・プライベート・ネットワークで接続するもの。
センターに設置される機器には、完全遮蔽式ファイアウオールなどのセキュリティ機能を採用した安全性の高いネットワーク環境を提供。また、最大50台のセンター機器を並列設置する冗長構成が組めるため、大規模ネットワークの構築・運用面でも拡張性があるという。さらに、各店舗のクライアントPCなどは最大5000台がセンターの機器に接続可能。センターの機器にはクライアントPCの状態を集中管理するツールも搭載している。
サービス取扱店は、同社と取扱店契約を締結したシステムインテグレーターなどになる模様。同社は今後3年間で約20社とパートナー契約を締結する。
