日立製作所は9月18日、松下電器産業とテレビ用ディスプレイ、薄型テレビの両事業で協業体制を拡充すると発表した。最終契約は10月末をめどに行う。従来、日立プラズマディスプレイから調達していたプラズマディスプレイ用ガラスパネル部材を、2009年度出荷分から松下電器からの調達に変更する。
プラズマディスプレイパネル事業に関しては、調達先変更のほか薄型・省エネ対応など高付加価値プラズマディスプレイパネルを両社で開発する体制を強化。同時にプラズマテレビ事業では、両社共同でマーケティング活動を推進する。液晶テレビ事業では、液晶パネルを製造するIPSアルファテクノロジを軸に協業を維持・強化し、薄型テレビの海外生産分でも協業の伸展を協議する。さらに軽量化・薄型化などの改良も両社で検討する。