コマツは9月25日、駆動部に独シーメンス社製ACモーターを搭載した超大型ダンプトラック、860Eを発売したと発表した。860Eはコマツアメリカで開発・生産を行う。
860Eは、シーメンスと共同開発を進めてきた電機駆動コンポーネントを搭載する初のモデル。このコンポーネントは、発電機とACモーター、減速ギアなどで構成され、シーメンスの電気コンポーネントと、コマツの減速ギアなど機械コンポーネントを融合させたもの。最大積載量は254トン、最高速度は64.5km/h。最小回転半径は31m。
860Eは、鉱山の走路上に張られた架線から取った電気を動力としてACモーターを駆動し走行するトロリーシステムのオプションも用意。エンジン寿命の延長と燃料代の低減が可能としている。
