豊田通商は9月24日、ブラジルの化学メーカー、ブラスケンS.A.と植物由来ポリエチレンの販売で業務提携したと発表した。ブラスケンが2011年までに生産を開始する植物由来ポリエチレンを豊田通商が日本国内とアジア諸国での販売を担当するもの。ブラスケンは、トリウンフォ工場(リオグランデ州トリウンフォ市)で、サトウキビ由来のエタノールを原料に、高密度・低密度ポリエチレンを年間20万トン生産する。
豊田通商とブラスケンは2007年、ブラスケンの技術革新センター(トリウンフォ市)内の試験生産設備で、エタノール原料のポリエチレン製造に成功。放射性炭素測定研究所ベータ・アナリティック社が成分を測定した結果、100%バイオマス由来であることが実証されたという。開発した植物由来ポリエチレンは、10月15日からパシフィコ横浜で開催されるバイオジャパン2008でサンプルを参考出展する。