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富士通/シモハナ物流から収支管理システムと運行支援システム受注

2008年10月22日/IT・機器

富士通は10月21日、シモハナ物流から収支管理システムと運行支援システムを受注したと発表した。独立採算制で運営しているシモハナ物流グループの全35営業所がシステム構築の対象で、導入効果として物流業務で発生する伝票管理や、売上集計、経費・収益算出などの効率化・迅速化が期待されている。

また、トラックに搭載されたデジタルタコグラフを活用した運行支援システムの導入で、燃料価格高騰などによる経費圧迫を抑制する効果もある。

今回受注した収支管理システムは、運送料、物流倉庫での保管費などの売上項目、燃料費など集計項目の管理基準を統一し、日次・月次・年次の伝票管理や、経費・収益算出などの経理作業をシステム化したもの。

今回はシモハナ物流のシステム管理作業軽減のため、富士通のデータセンター内にシステムを構築し、アウトソーシングで運用している。導入にあたり、全35営業所でヒアリングを実施、各営業所の特徴や現状分析を行ない、使いやすいようシステムに従業員の意見を反映させた。

一方、運行支援システムは、運転速度やエンジン回転数などの運転情報、走行軌跡など運行情報を記録し、最適な配送ルートの選択や速度制限による燃料費の削減などを実現するもの。両システムにより、営業所レベルでは地域に特化した業務に支障なく収支管理を行えるほか、全社レベルでは燃料価格高騰などに対応しながら、営業所管理が可能になる。

シモハナ物流では今後、物流センター内で手作業で行っている荷物の伝票管理もシステム化を検討中。導入した運行支援システムも関連企業と連携して活用し、配送・運転の効率化に役立てる。

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