TNTN.V.は、オランダ・フェーネンダールに初の二酸化炭素排出ゼロのデポを開設したと発表した。
このデポは、TNTのグローバルな環境プログラムである「Plant Me」の一環として建設が予定されている一連の「グリーン（環境に優しい）ビルディング」の最初の建物で、10月中旬から、フェーネンダールとその周辺のメール配送センターとして稼動している。
この建物は、可能な限り採光を確保できるように設計されり、必要とされる人口照明の量を削減し、設置済みの300以上のソーラーパネルにより太陽光を集めて電力に変換することができ、持続可能な形で自家発電でき、地中からくみ上げられた水により建物内の空調を行う。
このデポは、Volker Wessels建設会社との緊密な協力によって設計され、この建物をカーボンニュートラル（二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロ）にすることを要望した。
雨水を集めて利用するエコ・トイレ、低消費電力のコーヒー・メーカーやリサイクル可能な家具の採用など、創造的なソリューションが取り入れ、道路の舗装には、リサイクルされた溶さいを使用。また、紙やリサイクル不能なごみ用に大型の施設内コンテナを採用したことで、コンテナを空にする回数を削減。
一つの施設の中で様々な手法を巧みに組み合わせることで、従来のデポに比べて70％以上の省エネを実現している。
同社では世界65ヵ国以上において所有する総面積300万㎡すべての不動産について、二酸化炭素排出量削減を目指している。
