日本オラクルは、グローバル物流プラットフォーム「オラクル トランスポーテーション マネージメント」(OTM)を日本国内で拡販する。日本は社内的にまだ新興市場という位置づけだが、今後の市場浸透で導入度を欧米諸国並みに引き上げる。特に導入目標などは設定していないが、国内カーメーカーの海外拠点導入実績などを武器に、国内市場へ切り込んでいく考えだ。
OTMは、受発注管理から輸送費支払・クレーム対応など一連の物流過程すべてをカバーするプラットフォーム。複数言語・通過に対応し、全作業情報の本社などでの一括管理が可能。また、顧客が最も関心を持つコスト管理、配送ルート最適化なども詳細にカバーしており、導入企業で2－15％の物流コスト削減が見られたという。
＜ロジスティクス管理（提供：日本オラクル）＞
日本国内では、大企業が自前のソリューション開発会社を抱えており、関連会社製品と競合する可能性があるが、そのような企業を競合と捉えず、サービス提供先と捉えることで浸透を図る。OTMは8つのコンポーネントで構成されているが、必要に応じ各コンポーネントを単体または組み合わせて販売し、顧客のIT予算に応じた提供にも応じていく。
