環境省が発表した2007年度の国内CO2排出量統計によると、2007年度の運輸部門(自動車・船舶など)の総CO2排出量は2億4900万トンと、1990年度比で14.6%(3180万t-CO2)増加した。2006年度比では1.6%(410万t-CO2)減少した。
1990年からの排出量の増加は、貨物からの排出量が減少(6.9%減)したものの、旅客か関連らの排出量が増加(35.1%増)と減少分を大きく上回る排出量が見られたため。旅客カテゴリの中では、自家用乗用車由来の排出量が41.9%増と大幅に増加した。2006年度からの排出量減は、自家用乗用車由来の排出量が06年度比で1.6%(200万t-CO2)減少したこと、貨物自動車由来の排出量が前年度比2.4%(220 万t-CO2)減少したことによるもの。