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財務省/10月の輸出額23%減、輸入額35%減

2009年11月25日/調査・統計

財務省が11月25日に発表した10月の貿易統計速報によると、輸出額は5兆3089億円(前年同月比23.2%減)、輸入額は4兆5018億円(35.6%減)と減少した。輸出額は13ヶ月連続、輸入額は12ヶ月連続でそれぞれ減少し、輸出額から輸入額を差し引いた額は8071億円で9ヶ月連続の黒字となった。

輸出では、自動車(37.2%減)、鉄鋼(38.0%減)、鉱物性燃料(49.4%減)などの品目が減少した。輸入では原粗油(51.7%減)、液化天然ガス(52.8%減)、石炭(52.4%減)が減少。輸出は過去12位、輸入は10位の水準だった。

各地域の貿易動向では、米国向け輸出は8737億円(27.6%減)と26ヶ月連続で減少し、輸入は5041億円(27.5%減)と13ヶ月連続で減少。輸出から輸入を差し引いた額は3696億円と26ヶ月連続で減少。輸出では、自動車(29.4%減)、原動機(36.8%減)、二輪自動車(83.5%減)が減少した。輸入では穀物類(49.5%減)、石油製品(77.9%減)、原動機(38.6%減)が減少した。一方で航空機類は207.1%増と大幅に増加した。

EU向けでは、輸出が6675億円(29.0%減)と15ヶ月、輸入が4567億円(21.8%減)と13ヶ月連続で減少。輸出-輸入の差し引き額は2108億円と40.8%減と14ヶ月連続で減少した。主な輸出の減少品目は自動車(34.8%減)、音響・映像機器の部分品(72.6%減)、鉱物性燃料(76.7%減)が減少した。輸入で減少したのは自動車の部分品(38.6%減)、非鉄金属(51.1%減)、重電機器(81.5%減)だった。反面医薬品は39.6%増と増加した。

アジア向けでは、輸出が2兆8821億円(15.0%減)と13ヶ月、輸入は2兆551億円(30.0%減)と12ヶ月連続で減少。輸出-輸入の差し引き額は8270億円(82.3%増)と2ヶ月連続で増加した。輸出での減少品目は半導体など電子部品(14.2%減)、鉄鋼(37.5%減)、金属加工機械(46.5%減)など。輸入では液化天然ガス(53.8%減)、衣類・同付属品(24.1%減)、原粗油(72.7%減)が減少した。

中国向けでは、輸出は9934億円(14.3%減)と13ヶ月、輸入は1兆197億円(26.6%減)と12ヶ月連続で減少した。輸出-輸入の差し引き額はマイナス262億円(88.6%減)と4ヶ月連続で減少。輸出品目では鉱物性燃料(41.5%減)、半導体など電子部品(20.6%減)、鉄鋼(43.0%減)が減少し、自動車の部分品(32.1%増)が増加。輸入では周辺機器を含めた電算機類(23.5%減)、鉄鋼(73.8%減)、衣類・同付属品(24.9%減)が減少した。

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