JFE物流とバンテックは11月18日、コイルと自動車部品を同じ車両で輸送できる電動フルオープン型の併用車両(最大積載量22-25トン)を共同開発し、共同輸送を開始したと発表した。
JFEスチールの東日本製鉄所京浜地区と神奈川県のカーメーカー、栃木県・静岡県の鋼材納入先、自動車部品メーカーとそれぞれける相互共同輸送契約を締結、今月から新開発の車両を両社5台ずつ、計10台を順次導入し、共同輸送を開始している。
<運行時>
<鋼材荷役時 (上開き、天井クレーン荷役可能)>
<自動車部品荷役時 (横開き、フォークリフト荷役可能)>
今回の共同輸送開始で、年間約1100トンのCO2排出削減効果が見込めるほか、往復路での輸送ができ、空車率も改善される。2009年度には両社が10台ずつ併用車両を開発し、30台体制とする予定。2009年度の両社導入分20台分を含めると、最終的には約3100トン/年のCO2が削減できる見込み。