バンテックが5月12日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は1136億100万円（前期比19.0％減）、営業利益42億2500万円（2倍）、経常利益45億2200万円（85.6％増）、当期利益24億8800万円（6.8倍）となった。
利益面では徹底したコスト合理化が奏効し、大幅増益となった。
国内物流事業は、主要顧客の自動車国内生産台数、輸出船積み台数の減少が運輸部門を中心に影響したため売上高は12.0％減の733億3700万円、営業利益は合理化により214.2％増益の20億5600万円となった。
国際物流事業は航空貨物輸送が日本、海外ともに激減し、売上高は28.2％減の369億3900万円。営業利益は、原価改善と効率化を推進し44.7％増の20億3600万円となった。
重量物運搬、企業向け引越事業などその他の事業は、景気低迷の影響などで39.5％減の33億2500万円、営業利益は合理化の推進で199.6％増の1億3000万円となった。
来期は売上高1260億円（10.9％増）、営業利益60億円（42.0％増）、経常利益60億円（32.7％増）、当期利益30億円（20.5％増）を見込んでいる。
