SASインスティテュート ジャパンは12月11日、「SASアクティビティ-ベースド マネジメント6.4」の提供を開始したと発表した。
<説明する 執行役員の宮田靖 ビジネス開発本部長>
製造業、流通業などのコストに関するデータを収集・統合してコスト構造を可視化し、一元管理するもので、生産工程から販売までの過程でコスト構造を分析。また、改善課題を洗い出し、製造・配送業者別の多段階配賦を実施できる。最小単位価格は約1000万円、2009年度は5件の受注を目指す。ABM単体の販売も受け付ける。
<コストフロー可視化>
バージョン6.4は、コスト配賦のエンジンだけでなく事前のデータ収集やコスト計算後のコスト管理機能すべてをカバー。また、同一期間内に配賦基準などを変更したシミュレート分析ができ、製品別コスト構造が可視化できるとしている。
さらに、コストの割当元と割当先を左右に表示し、コスト割当フローを3段階で表示。コスト集計対象の商品やサービスから、その商品のコスト発生要因をトレースできる。SASインスティテュート ジャパンは、販売店3000店程度の流通、製造、金融の各業種に拡販を図りたい考え。