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SAS/アフターマーケット市場に本格参入

2007年11月20日/IT・機器

SASインスティテュート・ジャパン(株)は11月に入って、製造業のアフターサービス市場向け専業部隊の設置、ソフトウェアの販売、導入コンサルティングなどの展開を開始すると発表した。アフターサービスの品質の向上や保守部品などの在庫最適化を実現することで、企業の収益性向上を支援するSASの統合ソリューション「SAS Service Intelligence」を日本で本格展開していく。

同社では、アフターマーケット領域の最適化が業務効率を向上させるだけでなく、利益率を高める源泉になり得るとして、製造業を対象としたイベント「SAS Solution Day 2007 製造フォーラム2007」を東京と大阪で開催。11月16日に開催された東京会場には、多くのSAS製品利用企業やアフターマーケット改革に関心のあるユーザーが参加した。

アフターマーケット市場では、顧客のサービスレベルが高度化、複雑化しており、非定型な業務が数多いためシステム化するのは容易でない。SAS社では「アフターサービスの提供には、生産・製造で確立されているサプライチェーン・マネジメントとは別に、”サービスチェーン・マネジメント”を考える必要がある」と提唱し、生産・製造プロセスとは異なる仕組みを導入することで、アフターサービス領域が企業の源泉になり得るとして、本格参入するもの。

「モニタリング・アンド・アラート」と「プレディクト・アンド・オプティマイズ」という仕組みを活用し、これまで「経験と勘」で設定していた補修部品の在庫基準や発注基準の数値決定の予測、最適化をシステム化し、大幅な業務効率向上につなげられるとしている。

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製造フォーラム(東京会場)

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