印刷用インク大手のDICは12月15日、大日本印刷とその子会社、ザ・インクテックとの3社でDICの国内印刷インク事業、インクテックの印刷インク事業の統合に向けた協議を開始すると発表した。
デジタル印刷の急速な普及、原油価格高騰の影響を受けた各種印刷用インクの価格高騰などが理由。今回の協議では、DICの国内印刷インク事業とインクテックの印刷インク事業を組み合わせた新会社設立のための検討チームを3社で早急に立ち上げる。新会社の出資比率はDICが大部分を出資する予定。
3社は今回の事業統合で、DICの顔料や合成技術のノウハウと、インクテックの分散・配合技術融合させた優れた新製品の開発と安定的な供給体制の確立を期待している。
