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TNT/バンコクの空港閉鎖で、貨物輸送量3倍に

2008年12月19日/物流施設

タイ・バンコクのスワナプーム空港が11月25日に反政府団体の抗議によって閉鎖されてから、12月3日に解決するまでの期間に、TNTのARN(アジア・ロードネットワーク)の貨物輸送量が通常の3倍に増加した。

TNTが事件直後にBCP(Business Continuity Plan/事業継続計画)を発動し、自社で開発してきた
ARNを代替活用し、貨物の取り扱いを中止することなくスムーズに輸送したためで、輸送サービスを維持することができた。

現地のTNTタイでは、BCPに基づき、輸入貨物をTNTのシンガポール地域ハブ向けに変更したり、タイからの輸出についてもARNを活用した支援を顧客に提供したりするなどの対応を行った。

さらに、荷物がARNを経由して移動している時も貨物位置追跡システムによって、移動の状況を顧客に知らせた。

TNTのアジア・ロードネットワークは2005年に開設し、シンガポールからマレーシア、タイ、ハノイ、中国・華南に至る全長5000kmの陸送ルートで、125都市をカバーしている。海上輸送よりも2~3倍早く、航空郵送と比べ輸送コストが30%以上削減できるというメリットがある。

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