近鉄エクスプレスは2月10日、イスラエルから攻撃されたパレスチナ自治区ガザの被災者向け救援物資の輸送を受託したと発表した。
救援物資は日本政府の在庫分約80トン、アラブ首長国連邦在庫分の約80トン。輸送したのは、両国の備蓄倉庫からエジプト・エリ・アリーシュ空港までの区間で、空港からはエジプト赤新月社がガザ地区までの輸送を引き継いだ。
日本政府の備蓄分は、カイロまで空輸後、カイロからエリ・アリーシュ空港まで陸上輸送された。アラブ首長国連邦の在庫分は海外法人であるKintetsuWorldExpress(MiddleEast)FZEが同国シャルージャ国際空港からエリ・アリーシュ空港までチャーター便を手配し空輸した。
イスラエルの経済封鎖で救援物資は10日以上もエジプトに足止めされたが、2月8日ようやくガザ地区に届けられた。