シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットのPLMプロバイダー、シーメンスPLMソフトウェア(米テキサス州)と仏Capgemini Groupの米国子会社、Capgemini US LLCは、現地時間の2月17日、製造や小売、流通分野での提携を発表した。その具体的な動きとして、統合サプライヤー・リレーションシップ・マネージメント（SRM）ソリューションを共同で提供する。
この統合SRMソリューションは、シーメンスPLMソフトウェアのソフトTeamcenterと、Capgemini社のシステム統合などの専門知識をベースにしたエンド・ツー・エンドのソリューション。サプライヤーの特定と最適化、サプライヤーとのデータ交換、ソーシング・テクノロジーによる契約交渉などを支援するもので、自動車やコンシューマー製品などの分野で、サプライヤーとの最適なコラボレーションを支援。エンジニアリング部門や調達部門全体の業務プロセスを最適化。持続可能なコスト削減効果をもたらすという。
この提携でCapgeminiは、Teamcenter for SRMなどのシーメンスPLMソフトウェアの各種ソリューションの販売代理店にもなる。ソリューションのベースとなっているシーメンスPLMソフトウェアのTeamcenter for SRMは、サプライヤーと共に調達プロセスを強化してコストを最小化するほか、品質やサービスの維持・向上プロセスを支援するもの。
