2008年12月に経営統合することで基本合意した、新日本石油と新日鉱ホールディングスは2月27日、経営統合に向けたスケジュールを変更すると発表した。
当初3月に予定していた経営統合に関する本契約の締結は10月に、6月予定の株主総会は2010年1月にそれぞれ変更する。また、統合持株会社の設立を当初の10月から2010年4月に、中核事業会社の設立を2010年4月から同年7月に変更する予定だ。
今回の経営統合については、米国連邦証券法に基づき、株主総会の招集通知を出す前に、米国証券取引委員会(SEC)に対して登録届書の提出が求められている。登録届書では、米国会計基準による財務諸表、SEC基準による原油・天然ガス埋蔵量などの開示が要求される。
二社は、財務諸表の作成と原油・天然ガス埋蔵量の評価などに必要となる期間を勘案し、今回のスケジュール変更に至ったという。