三井物産は4月1日、100％出資の東京国際エアカーゴターミナル（TIACT）が3月31日に三井住友銀行を主幹事銀行とする銀行団とプロジェクトファイナンスベースの融資契約（融資総額294億円）を締結したと発表した。
TIACTは、東京国際空港国際線地区貨物ターミナル整備・運営事業を推進している。事業内容は、2010年に予定されている東京国際空港（羽田空港）の新滑走路供用開始に合わせて、TIACTが同空港内に新しい国際貨物ターミナルを建設し、30年にわたり運営・維持管理を行うPFI（民間資金を活用した社会資本整備）事業です。
同事業は、アジアをはじめとする諸外国と日本を結ぶ国際航空貨物の物流拠点としての重要性が高まる羽田空港の能力強化の一環と位置づけられている。事業を推進する際には、貨物ターミナルの屋根を利用した太陽光発電の採用など環境配慮を実施する考えだ。
