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東芝ホームアプライアンス/白物家電製造拠点を再編、国内は1拠点に

2009年04月03日/SCM・経営

東芝ホームアプライアンスは4月2日、事業構造改革の一環として、2拠点ある国内製造拠点を1拠点に、3拠点ある国内開発拠点を2拠点に集約すると発表した。

グループ会社を含む国内製造・開発拠点の機能と位置付けを見直し、グローバル市場に向けた白物家電商品の競争力強化を図る考えだ。

白物家電商品の国内製造拠点は、ヒートポンプ・ドラム式洗濯乾燥機やIHクッキングヒーター、モーターなどを製造する愛知工場に加え、保温釜、アイロンなどを製造する東芝ホームテクノ(新潟県加茂市)の2か所にある。今後、愛知工場の製造を東芝ホームテクノと東芝家電製造(南海)有限公司(中国広東省佛山市)に移管して、コスト競争力と製造体質の強化を図る。2009年12月末までには、国内の白物家電商品の製造拠点は東芝ホームテクノの1拠点に集約される。

白物家電商品の国内開発拠点は、冷蔵庫・洗濯機などの開発を行う愛知工場、クリーナー開発の秦野工場、保温釜・調理機器・アイロンなどを担当する東芝ホームテクノの3か所ある。秦野工場をことし9月末に閉鎖し、クリーナーの開発部門を、愛知工場に統合する。同時に、愛知工場のオーブンレンジなどの調理機器開発部門を、東芝ホームテクノに集約。保温釜・調理機器関係の開発部門を統合することによって、技術・設計・品質面の強化を目指す。大阪、愛知、秦野に分散している商品の戻入・修理サービスの拠点を愛知工場に集結する。固定費用削減のほか、設計・製造への品質情報のフィ-ドバック速度向上による品質コストの低減を図る。ことし9月末には、国内の開発拠点は、愛知工場と東芝ホームテクノの2拠点に集約される。

今後は、愛知工場を、冷蔵庫、洗濯機、クリーナーの最先端技術と商品の開発に加え、品質・生産管理・調達の中心拠点と位置付ける。同時に、商品の戻入・修理サービスの拠点として活用する。東芝ホームテクノを、保温釜・調理機器、アイロンをはじめとする熱機器などの製造・開発の拠点と位置付ける。国内拠点集約とタイ、中国の拠点を合わせた開発・製造の体制整備によって、グローバル市場に対応する競争力と開発体制の強化を促していく。

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