TNTは現地時間の4月28日、2001年からTNT Mercurioのブラジル中西部-北部で配送パートナーを務めてきたExpresso Aracatuba Transportes e Logistica S.A.を5400万ユーロで買収すると発表した。
今回の買収はTNTがブラジルの国内エクスプレス市場の地位を強化するためで、ブラジルとチリ、アルゼンチン間の輸送量を増大させるための基盤を保有することになる。
Expresso Aracatubaは、1952年に設立し、2008年度の売上高は127億円、金利・税金・償却前利益は6億6250万円を計上している。ブラジルの南部-南東部から産業集積の大きい北部-中西部向けの貨物配送、家庭から南米大陸最大の製薬会社・大規模製造プラント集中地域向けの貨物配送などで、陸運などのエクスプレスサービスを提供している。
従業員数は約2200人で、1000台の配送車と40か所のデポを保有する。