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サトー/国内外の減収で売上高11.0%減、営業利益84.9%減

2009年05月14日/決算

サトーが5月14日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は781億6300万円(前年同期比11.0%減)、営業利益8億1800万円(84.9%減)、経常利益3億4700万円(92.7%増)、当期利益20億3600万円(1.3%減)の減収減益となった。

取引先各社の設備投資意欲の減退、在庫調整などに見舞われ、前年同期比では28億2800万円の減収。海外でも米州、欧州、アジア・オセアニア地域各国で売上が急減し、、円高による為替評価の影響額33億4000万円などもあり、海外売上高は67億9900万円の減収となった。

利益面では売上減に伴い、より一層のコストダウンと諸経費の節減に取組んだ。構造改革途上の欧州では営業、管理の両面から国内事業のオペレーション方法を注入し、抜本的な梃入れをしているが、計上の健全化をはかるため、一部子会社の引当金計上の見直しや、のれんの一括償却、固定資産の減損処理、繰延税金資産の取崩しを行い利益面で大幅な減益となった。

なお4月に構造改革の一環として、海外販売会社を統括するSATO INTERNATIONAL PTE. LTD.(シンガポール)の解散を決め、10月より清算手続きを開始する。

製品群別の売上状況は、メカトロ製品事業が売上高313億2500万円(15.0%減)、営業利益300万円(99.9%減)。サプライ製品事業の売上高は468億3700万円(8.1%減)、営業利益8億1400万円(69.7%減)。今後は国内海外を問わずグループのオペレーション体制を一本化、現場組織の活性化と本社・管理部門のスリム化を実現する。

来期は売上高730億円(6.6%減)、営業利益15億円(83.3%増)、経常利益12億円(245.2%増)、当期利益は0円と見込んでいる。

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