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キヤノン/長崎工場の着工を決定

2009年06月05日/物流施設

キヤノンは6月5日、デジタルカメラの生産会社「長崎キヤノン」(長崎県東彼杵郡波佐見町)の7月の着工を決めた。来年4月から操業を開始するためで、2010年3月に1期工事が完成する予定。製造能力は約400万台を見込む。

長崎キヤノンは今年1月に着工し、12月から操業を開始する予定だったが、昨秋からの世界同時不況の影響でデジタルカメラの需要の減速に対応するため、着工と操業開始を延期していた。その後、デジタル一眼レフカメラ市場が堅調に推移していること、今後も成長が見込めることを踏まえ、中長期的な視野でデジタルカメラの生産配分を検討した結果、着工を決定したもの。長崎キヤノンは、来春から大分キヤノンと連携し、デジタル一眼レフカメラとコンパクトデジタルカメラ双方の重要生産拠点となる予定。

長崎キヤノンの概要
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町
代表:若狭央幸社長
事業内容:コンパクトデジタルカメラとデジタル一眼レフカメラの製造
従業員数:約1000人
資本金:8000万円(キヤノン100%出資)
設立年月日:2008年7月
敷地面積:約20万7000㎡
総延床面積:約4万1700㎡ (一期工事:3万7400㎡)
総事業費:約174億円 (一期:144億円)
竣工:一期は2010年3月予定
操業開始:2010年4月予定
生産能力:約400万台

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