米ゼロックス・コーポレーションと富士ゼロックスは6月15日、米ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(P&G)の全世界でのオフィス出力業務を管理し、総所有コストを20~25%削減する取組を支援すると発表した。
サービス契約は5年契約で、米ゼロックスと富士ゼロックスがP&Gのオフィスや、モバイルオフィスなどの出力環境を統合的に管理する。
P&Gは日米の両社が提供するマネージド・プリント・サービスのXerox Office Servicesを採用。プリンター・複写機・ファクスなどのオフィス出力機器に加え、いつ、どのようにドキュメントを出力するかを管理し、企業のITとオフィスインフラのコスト削減を支援する。
また、P&Gの従業員が新しいオフィス出力環境をスムーズに運営できるよう、出力関連の作業に必要な時間を短縮する方法でも助言を行なうなど、現場での教育も提供する。さらに、例えばプリンタードライバーのインストールや、消耗品の受発注などを容易に行なうことのできるWebポータルを立ち上げ、出力機器を利用するための各種サポートを実施する。
P&Gは、今回のサービスでオフィス出力に関連する消費電力を年間30%、紙の消費量を年間20~30%削減する見込み。