三菱電機は6月17日、ブラジル・サンパウロ市に7月1日付で「三菱電機 ブラジルFAセンター」を新設すると発表した。主な業務はシーケンサ、インバータ、サーボ、表示器などに関する技術相談とトレーニング。今回の開設で、日系企業向けサービスの強化と、現地でのFAビジネスの拡大を図る。
今回の開設は、日系大手自動車メーカーと部品メーカーが今後の需要増加に対応するためサンパウロを中心に進出して生産体制の整備や設備拡張を進めていること、このためFA製品の需要拡大が期待できることなどが背景。
さらにブラジルでのFA製品に関するサービスは、米国の北米FAセンターとブラジルの現地代理店を通じて実施してきたが、より高度で迅速なサービスが求められていたことも理由という。同センターでは、FA製品に関する技術相談を受付け、顧客がエンジニアを育成する手伝いをタイムリーに日本語で提供できるようサービス体制を強化する。
三菱電機 ブラジルFAセンターの概要
社名:三菱電機ブラジルFAセンター(MELCO-TEC Representacao Comercial e Assessoria Tecnica Ltda.)
所在地:Av. Paulista 1439, Conj.74, Bela Vista CEP:01311-200 Sao Paulo-SP-Brazil
開業日:7月1日
サポート地域:ブラジル(主にサンパウロ州とその近郊)