コニカミノルタが6月23日に発表したCSRレポート2009によると、中期環境計画2015で、2005年度を基準年とする2015年度目標として、物流活動に起因するCO2排出量を売上高原単位で30%削減することを盛り込んだ。
2008年度の目標として、物流時のCO2排出量を3.4万tに設定し、実績は目標をクリアする3.1万tとなった。
同社の物流関連の取り組みは、モーダルシフト推進と、物流ルートとシステムの改善。情報機器製品の国際輸送では、船舶使用が一般的だが、事情により航空機を使う場合があり、需要予測の高精度化と在庫管理システムの見直しに取り組み、航空機の利用頻度低減と在庫削減を図っている。CO2削減のために、物流拠点の再編を推進している。
2008年6月には、ドイツとオランダに分散していた情報機器製品の欧州の物流拠点を、あたらしくドイツ・エメリッヒに集約した。これにより、直送可能エリアを拡大するとともに、グループ全体での累積移送距離の短縮を図っている。