日立コンサルティングは6月24日、同社の支援によりクラリオンの競争力強化を目的とした製品情報管理業務の刷新が実現したと発表した。
今回のプロジェクトは、企業合併により業態が拡大したクラリオンの製品情報管理業務について、社内の製品開発プロセスや製品情報を統合・一元化することで業務プロセスの効率化が実現したもの。
クラリオンは製品の品質向上に加え、開発リードタイム、試作回数、そして製品コストをそれぞれ30％削減することを目指す。
取組みでは、クラリオンと子会社で別々に管理していた100,000点におよぶ部品・図面情報、部品表、取引先情報などの製品情報と、設計・試作・量産にいたる全帳票および全ワークフローの一元管理を実現した。
試作や量産などの後工程の担当者が開発の初期段階から情報を入手して事前に検証する仕組みにより、設計品質の向上を図り、他工程と並行して進める承認プロセスを採用することで、設計リードタイムの短縮を目指す。
