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オリンパス/物流過程で再利用可能な医療機器用容器を導入

2009年06月29日/CSR

オリンパスが6月26日に発表した「2009年版社会環境報告ダイジェスト」によると、2008年度の物流系CO2排出量は9万890t-CO2で、2007年度比で24%を削減した。

国際間輸送での飛行機から船舶へのモーダルシフト拡大、製品や同梱品の小型軽量化による輸送重量の削減が寄与したという。国内物流でのCO2排出量は2236t-CO2、国際物流でのCO2排出量は8万8654t-CO2だった。

環境負荷削減の取組では、輸送する製品や部品の特徴を踏まえ、リユース・リデュース・リサイクルの視点から、包装の小型軽量化や包装部材点数の削減 (リデュース)、再生材料を用いた包装容器のリターナブル化(リユース、リサイクル)などを進めた。製品の配送時に、製品や部品が受ける衝撃、振動、温度などの影響の実態を調査解析し、社内の包装貨物試験法・包装設計標準を見直して、無理・無駄のない最適包装・最適物流の実現を目指す。

このほか、医療現場での修理品や修理代替品の輸送には、従来は使い捨て容器を用いていたが、倉庫-販売拠点-医療現場で開梱作業を容易にしてほしいという要望や包装材の削減といった課題があったため、オリンパスメディカルシステムズとオリンパス物流推進部は新リターナブル容器を開発。容器の再使用で包装材を削減し、開梱や包装作業の容易性も実現した。この容器の導入で緩衝材使用量を年間9万リットル、段ボール使用量を年間1.5トン削減できた。

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