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ホンダ/中国からの輸入車を東京港と神戸港に振り向け

2009年06月29日/CSR

本田技研工業が6月26日に発表した「Honda環境年次レポート2009」の中で、2008年度の四輪車、二輪車、汎用製品、補修部品の輸送時に発生したCO2排出総量は7万4893CO2トンとなった。

環境負荷削減の取組では、四輪完成車の輸送で、委託輸送会社での省エネルギー運転活動やトレーラーの新規車両への切り換え、アイドリングストップなどエコドライブの実践で平均燃費率の向上に取組み、燃費を3%向上させ、輸送車両のCO2排出量も687CO2トン削減した。今後は、船舶輸送のモーダルシフトへを拡大する。

二輪完成車の輸送では、委託輸送会社での鉄道輸送によるモーダルシフトを充実させた。熊本製作所から関東地区への輸送をJR熊本駅からの発送を定期便化することで定着を図り、昨年11月からは従来名古屋港から全国へ輸送していた中国からの輸入車を東京港と神戸港に輸入港を切り替え、国内陸送距離を短縮。約7%のCO2排出削減につながった。

補修部品の輸送では、2007年6月に稼動した鈴鹿物流センターを中心に物流を集約化し、9月には集約作業の完了と同時に、輸送ルートの効率化を目指したチャーター便による全国出荷(一部地域を除く)を達成した。またチャーター便の積載率向上や配送ルートの見直しなどの結果、2006年度比で約21.1%のCO2排出量を削減した。

集約で増加した拠点間横持ち輸送でもモーダルシフトの拡大に努め、狭山地区と鈴鹿地区間でのJRコンテナ輸送を開始。現在は、開始時の4コンテナから3倍の12コンテナに拡大している。

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