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パナソニック/物流過程の国内CO2排出量の96%がトラック輸送

2009年07月01日/CSR

パナソニックは6月29日に発表した「エコアイディアレポート2009」の中で、2008年度のCO2排出量をグローバルで88万トンだったと発表した。内訳は国際間輸送が53%、国内輸送が19%。国内のCO2排出量中、96.6%(17万トン)がトラック輸送によるものだという。

環境負荷削減の取組では、2008年度の鉄道貨物輸送の利用実績が5トンコンテナ換算で1万2900本となり、持ち帰り製品の消費地最寄港での陸揚げなど国内輸送の効率化を実施した。このため7042トンのCO2排出量を低減できたほか、12月から住友電気工業と私有コンテナ2基を活用した共同輸送を開始した。

このほか廃てんぷら油をバイオディーゼル燃料として再利用し、京阪神地区で全量バイオディーゼル燃料を使用するトラック数を拡大した。2010年度には、主要委託先の環境経営認証制度取得率を08年度の68%から100%に引き上げる。また、国際間物流のCO2排出量中、71%が航空便の排出で、今後持ち帰り製品の航空便を高速船とJR貨物輸送との組み合わせに変更する。

このほか、パナソニックロジスティクスはエコタイヤの使用で平均4.9%燃費が向上したというデータを得たため、順次エコタイヤへの転換を進めている。

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