パナソニックは9月30日、子会社のMT映像ディスプレイ(MTPD)が出資する中国のブラウン管製造・販売合弁会社「北京・松下ディスプレイデバイス」(BMCC)の出資持分すべてを中国側合弁パートナーである京東方科技(BOE)に譲渡すると発表した。
今後、両社で譲渡契約の締結に向け手続きを進めていく。
パナソニックグループは1954年以来、55年間継続してきたブラウン管の製造事業を打ち切る。
PDPや液晶などの薄型テレビへ需要がシフトするのにともない、ブラウン管需要が急減しているのを受けた措置。
ブラウン管製造販売事業を担当してきたMTPDは今後も、既存顧客に対する補修サービスを継続する。