ヨロズは7月14日、米国子会社(孫会社)ヨロズオートモーティブノースアメリカ(YANA)の操業を一時休止し、全ての生産をヨロズオートモーティブテネシー(YAT)へ集約すると発表した。
ヨロズオートモーティブノースアメリカ(YANA)は、米国ミシガン州でGM、ホンダ、スバル、三菱向けに主に乗用車系車種のサスペンション部品を供給していた。世界的な自動車需要は低迷し、GMやクライスラ-の経営破綻の影響を受けている。
YANAの主力生産車種のGMシボレーマリブの生産が、GMオリオン工場(ミシガン州)からGMフェアファックス工場(カンザス州)に集約されることになった。この動きに同社は、柔軟に対応する方針で、昨年12月のヨロズオートモーティブミシシッピ社(YAM)の閉鎖に引き続き、YANAの操業を一時休止し、全ての生産をヨロズオートモーティブテネシー社(YAT)へ集約する。
ヨロズオートモーティブノースアメリカの操業休止による損失として連結では約9億円、ヨロズ単体では約4億円を見込んでいる。