日本たばこ産業は7月22日、同社グループが、ブラジルの葉たばこサプライヤーであるカネンバーグ(Kannenberg & Cia. Ltda.)とKBH&Cの全発行済株式を取得すると発表した。
世界有数の葉たばこ産地であるブラジルで、高品質な葉たばこの安定的な調達基盤を獲得するのが目的。買収によって、重要な葉たばこ産地であるアフリカ、米国、ブラジルで自社調達基盤を有することになる。買収は、ことし10月ごろに完了する。
近年、作物の価格高騰などにより、外国産葉たばこについても供給の不安定化や価格の高止まりがみられる。同社グループは、アフリカ産葉たばこや米国産葉たばこの調達基盤獲得を目的に、Tribacの事業買収やJTI Leaf Services (US)LLC 設立などに関する契約をすでに締結している。