藤倉ゴム工業は7月29日、生産拠点再構築の一環として小高工場(仮称)と技術センター(仮称)を建設し、設備の老朽化が進んでいる大宮工場を移転・閉鎖すると発表した。
生産効率の向上と競争力の強化、収益力の増強が目的で、福島・南相馬市で現在ゴルフクラブシャフトのテストフィールドとして保有している土地に小高工場(仮称)を建設し、原町工場で稼動しているゴルフ用カーボンシャフト製造設備を移転する。
さらに、大宮工場(さいたま市大宮区)で稼動している産業用資材製造設備の一部を原町工場(福島県南相馬市)に移転させる。
岩槻工場(さいたま市岩槻区)内に技術センター(仮称)を建設し、技術情報の共有化や技術総合力を高め、問題解決や新製品の開発を促進させる。
大宮工場を2011年3月に閉鎖し、岩槻工場や原町工場に生産拠点を統合することでコストダウンを図る。