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キユーピー/多面的な輸配送効率化推進で、CO2排出量6%減

2009年08月28日/CSR

キユーピーは、グループ社会・環境報告書2009で、物流部門での2008年度のCO2排出量について、輸配送量が前年度比4.9%減の1億5780万トンキロメートルとなり、CO2排出量は6%減の2万6665トンとなった。

同社の物流部門は、原料の輸送から商品の配送にいたる全ての輸配送で環境負荷低減に取り組み、総輸送量における長距離輸送比率、鉄道と船舶輸送のコンテナ実績を管理し、輸送事業者と連携したモーダルシフトを推進している。

輸配送距離の短縮化、輸配送回数の抑制、輸配送ロット効率の向上(=積載効率の向上)の3つの視点で、輸配送効率化に取り組み、より販売先に近いところで生産または仕入を行うことにより、生産拠点または仕入拠点と配送拠点間の輸送距離が短縮されるため、適切な生産拠点の再配置を検討・推進している。

2008年度事例では、調味料・加工食品の生産拠点再配置によるCO2排出削減量が年294トンに上り、自社倉庫の商品在庫の適正化を図り外部倉庫の使用を抑制することで、自社倉庫と外部倉庫間の輸送の抑制に努めている。

さらに、取引先の倉庫を経由しないで自社倉庫から取引先の店舗への直接配送を推進することにより、倉庫間の非効率な中継輸送の抑制に努めている。

また、サプライチェーン・マネジメントの活動を通して、供給計画の適正化と、その供給量に応じた生産に注力し、供給量の過不足等により生じる変則的な複数拠点間の重複輸送の抑制に努め、調味料・加工食品の重複輸送抑制によるCO2排出削減量が98トンとなっている。

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