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トヨタ、日野/運行管理用アルコールインターロックを運送事業者で検証

2009年08月31日/IT・機器

トヨタ自動車と日野自動車は8月31日、トヨタが開発している運行管理用アルコール・インターロック装置を全国の運送事業者のトラックなどに取り付け、9月1日から11月30日の間、運行管理業務支援の機能を検証すると発表した。

アルコール・インターロック装置は、車両と接続したハンディタイプの呼気吹きかけ式とし、マウスピースに口を接触する方式と異なり、呼気を吹きかけるだけでアルコールの検出が可能。アルコールが検出された場合は、濃度に応じて、警報による注意喚起や、車両をインターロックする。

装置が作動した際には、運行管理者が安全確保のための対応を実施することによって、飲酒状態での走行を未然に防ぐとともに、飲酒運転事故の抑止効果を狙っている。

検証では、ドライバーがエンジン始動前に息を吹きかけてチェックを行い、運行後、管理者がデジタルタコグラフに自動記録された検査結果(履歴)を確認するなど、実際の運用を通じて、使い勝手をはじめとした機能の検証を行う。

国土交通省の協力を得て、同省公用車(自動車交通局長車)にアルコール・インターロック装置を取り付け、日常業務における使い勝手などの検証を行う。

トヨタと日野は、検証による調査分析結果を、国土交通省が今年度からの開催を予定している「新たな飲酒運転防止技術に関する検討会(仮称)」に提供。トヨタは、検証結果から得られた課題を、今後の開発に活かす考えだ。

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