ジャルコは8月27日、電子機器用部品・電子機器製造のハリーズの子会社化を発表した。
ハリーズが実施する第三者割当増資（発行価額総額・約2億円）を引き受けるもので、新株の発行数などは未定だが、ハリーズの発行済株式66.7％を取得し、9月25日までに子会社化を前提として両社で具体的な協議を行うとしている。
ハリーズは超高速RFID製造装置やタッチパネル式携帯電話などで使用される薄板ガラス加工機などを製造しており、ジャルコはそれぞれの得意分野を中心に経営資源の有効活用を進め、新たな付加価値製品の開発を通じて両社の販売力を強化するため増資引き受けを決定した。
両社の協力で、技術面ではジャルコの高周波技術、アンテナ技術とハリーズのRFID製造技術を組み合わせ、新しい価値を生み出すRFIDの開発も可能となるとしている。
また、ハリーズは今回の増資で調達した資金を設備投資と材料調達資金などとして使用し、現状25セント程度のRFIDに対して、ハリーズが取組むRFID普及化のターゲット価格と言われている、5セントRFIDの早期実現を行い、それに伴うRFIDの世界的普及に弾みが付けられると見込んでいる。
