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財務省/2008年度の主要企業売上高は前年度比4.6%減

2009年09月04日/調査・統計

財務省が9月4日に発表した2008年度の法人企業統計調査結果(調査対象/金融業、保険業、郵政5社を除外した277万4434社)によると、2008年度の企業の売上高、経常利益は全般的に製造業、非製造業ともに減収・減益となった。

まず売上高の状況では、売上高は1508兆2072億円と前年度の1580兆1713億円を71兆9641億円下回り、対前年度増加率は4.6%減(2007年度は0.9%)となった。業種別増加率では、製造業は食料品、鉄鋼業などで増収となったが、輸送用機械、電気機械、一般機械などで減収を記録した。製造業全体では5.7%減となった。

非製造業では情報通信業、不動産業、電気業などで増収を記録したが、卸売・小売業、建設業、運輸業などで減収となり、非製造業全体では4.1%減となった。企業の資本金階層別の増加率では、10億円以上の階層は5.5%減、1億円~10億円の階層は2.4%減、1000万円~1億円の階層は6.5%減、1000万円未満の階層は6.5%増となった。

経常利益の状況は、経常利益は35兆4623億円で、2007年度の53兆4893億円を18兆270億円下回り、増加率は33.7%減となった。業種別の増加率では製造業で食料品などで増益となったが、輸送用機械、電気機械、化学などは減益。製造業全体では57.4%減の大幅減となった。

非製造業ではサービス業などで増益となったものの、卸売・小売業、運輸業、建設業などで減益となり、非製造業全体では14.6%減となった。資本金階層別の増加率は、10億円以上の階層は39.8%減、1億円~10億円の階層は26.5%減、1,000万円~1億円の階層は20.3%減、1000万円未満の階層は55.0%減といずれも減少した。

設備投資の動向では、2008年度の設備投資額は27兆5024億円と、2007年度の実績44兆5810億円を17兆786億円下回り、増加率は38.3%減となった。業種別の増加率では製造業で金属製品、食料品、石油・石炭などで増加したものの、情報通信機械、輸送用機械、一般機械などは減少し、製造業全体では9.3%減となった。非製造業では、卸売・小売業、情報通信業、建設業などで増加したが、サービス業などで減少し、非製造業全体では57.3%減となった。資本金階層別の増加率は10億円以上の階層は49.4%減、1億円~10億円の階層は37.6%減、1000万円~1億円の階層は21.6%減、1000万円未満の階層は21.9%増となった。

2008年度の在庫投資額はマイナス4兆6108億円となり、2007年度の5兆8655億円から10兆4763億円減少した。業種別動向では、製造業は鉄鋼業などで増加したものの、石油・石炭、一般機械、電気機械などで減少し、在庫投資額はマイナス1兆3586億円となった。非製造業では、不動産業、卸売・小売業、建設業などで減少し、マイナス3兆2,522億円となった。在庫率は7.7%で、2007年度の7.8%を0.1ポイント下回った。

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