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シーイーシー、古河産業/超音波利用の位置情報管理システム事業で協業

2009年09月08日/IT・機器

シーイーシーと古河産業は9月8日、超音波を使った位置情報管理システム事業での協業を発表した。

工場や倉庫などの人・モノ・機械の動きや所在を「見える化」する3D表示・動線分析ソフト「RaFLOW(ラフロー)」を同日から提供開始する。

提供するサービスは、GPSが苦手とする屋内や密閉空間で、超音波を活用して最高2、3CM以内の高精度な位置検知を行うことができるZPSの位置測位システムとRaFLOWを連携。取得した位置情報データを活用した3D表示や動線分析など高度なシミュレーションが可能となる。

高精度な3Dビジュアルでの表現や位置データのズレを自動的に修正する「補間機能」、動線・位置情報を使った分析機能など、従来の位置情報システムでは実現が難しい機能を持つ。

RaFLOWの3D描写とシミュレーション機能によって、製造・物流現場で作業する人やフォークリフト、マテハン機器などのリアルタイムな位置情報データや動線・作業ログを使い、実際の動きをPC上で再現しながら、生産・物流現場の課題解決につなげることが期待できる。

シーイーシーは、製造・物流現場の人・モノ・機械の動きを再現する3DシミュレーションソフトRaLCを提供してきた。RaLCの「見える化」を進め、精度が高く、リアルタイムな動線情報を提供するRaFLOWを開発。作業現場の人や機械、個体をトレースする位置情報システムの検討を重ねてきた。

位置情報分野での実績を持つ古河産業と協業し、古河グループの古河機械金属が提供する超音波位置測位システム「ZPS」を組み合わせた3D表示・動線分析サービスを本格的に提供することになった。

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