LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

NTTロジスコ/SaaS型物流情報システム開発

2009年11月12日/IT・機器

NTTロジスコは11月12日、NTTグループのSaaS基盤を活用した初めてのSaaS型物流情報システムを開発したと発表した。

NTTロジスコは、ICTを駆使した3PL提案強化の一環として、SaaS型の物流情報システムを開発した。これにより、仮想化技術などの採用によるオンデマンド型のサービス提供や最新鋭の技術、堅牢なデータセンター環境の利用が可能となる。NTTグループが提供するアプリケーションのほか、他のSaaS事業者(パートナーなど)が提供するアプリケーションとの連携が実現できる。インターネットだけでなく、IP-VPNや、モバイルによる接続など多様なネットワークでの接続が容易になるなど、高品質で安全、柔軟で発展性のある物流情報システムが安価で短期間に構築することが可能となる。

システムは、医療機器業界向け物流情報システム(Lomio)、倉庫システムと連動したWeb型物流管理システム(WebLMS)、検査・RMA/24時間緊急配送物流管理システム(NOVUS)からなる。

医療機器業界向け物流情報システム(Lomio)は、薬事法上の規制に対応した医療機器業界向けの物流情報システム。ロット・シリアル管理、有効期限(使用期限)管理等必要な機能を標準装備し、
Webによる受発注にも対応する。これまで提供していたパッケージ型のシステムをベースに汎用的なSaaS型のシステムとして発展させた。

倉庫システムと連動したWeb型物流管理システム(WebLMS)は、倉庫システムと連動したWeb型の物流管理システム。最新の実在庫と論理在庫情報をベースにリアルタイムの在庫管理や受発注管理へのニーズに対応。安価・短期間で導入できるよう、SaaS型システムを開発した。

検査・RMA/24時間緊急配送物流管理システム(NOVUS)は、検査・RMA物流(ネットワーク機器等の輸入代行、受入検査、出荷設定、国内エンドユーザーへ配送、保守対応時の代替機配送)と24時間緊急配送物流(ネットワーク機器等の障害発生時、顧客要望にあわせた設計での配送)の2つを支える物流管理システム。従来はASP型として提供していたが、今回NTTグループのSaaS基盤を活用するタイプも提供することにした。

今後は、「在庫管理ソリューション」、「見える化ソリューション」についても、SaaS型のアプリケーションサービスを開発する予定。すでに一部の顧客に対して今回開発したSaaS型物流情報システムをベースにした3PL提案を進めているが、提供時期などについては別途告知する予定だ。

問い合わせ
NTTロジスコ
システム部ICT企画担当 
TEL.03-5532-0826

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース