日本インフォア・グローバル・ソリューションズと京セラコミュニケーションシステムは11月19日、製造業の連結経営を支援するERPソリューションで協業すると発表した。
京セラコミュニケーションシステムが製造業企業のグローバル展開と、その連結経営を支援するため、インフォアのERP「Infor ERP LN」を提供するもの。
また、Infor ERP LNと京セラグループの経営管理手法を実装したパッケージ「The Amoeba」と組み合わせた経営管理ERPソリューションも提供を開始する。この提供で、京セラの部門別採算制度を軸とした経営管理手法「アメーバ経営」のノウハウで、グローバル連結経営に有効なプロフィットマネジメントの実現を支援する。
このサービスは、数年後の導入が確実視される国際会計基準に対応するための連結経営管理基盤の確立に繋がるともされている。
さらに、グループ企業で共同利用が可能なITインフラとして、京セラコミュニケーションシステムの提供するD@TA Centerを利用したSaaS形態でもサービスを提供。グローバル展開のIT戦略をコスト面からも支援する。
村上智・日本インフォア社長は「この協業で、グローバルに展開している多くの製造業の顧客に、新たな現実的ソリューションを提供できるようになった」と今回の協業を歓迎している。