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協友アグリ/基幹システム導入で、リアルタイムにコスト・在庫情報を把握

2010年11月08日/SCM・経営

農薬メーカーの協友アグリが、日本インフォア・グローバル・ソリューションズのERPと業績管理システムを短期間で導入し、リアルタイムでのコスト・在庫情報の把握と、内部統制の向上を実現したと日本インフォアは11月4日、発表した。

導入したのはERPソリューション「Infor ERPLX(旧製品名:BPCS)」と業績管理(BI)ソリューション「Infor PMアナリシス(以下、Infor PM)」で、8か月という短期間でビッグバン導入し、情報の一元化と、経営のスリム化を図っている。

協友アグリでは、販売管理と生産管理の情報が連動していなかったことで、受注状況をリアルタイムに生産現場に反映するのが難しく、在庫を余分に持つことで対応せざるを得なかった。また、決算において実際原価の計算に時間がかかり、決算期間短縮の障害となっていた。

2009年9月に、Infor ERPLXによる販売・生産・会計が一体となったシステムを導入することを計画し、Infor ERPLXで収集した情報を用いて実際原価へ配賦する機能の構築を開始した。

2010年3月からはBIツールであるInfor PMの導入作業も開始し、8か月後の2010年5月のゴールデンウィーク明けに、同時にシステムの稼働を開始した。

今回導入されたシステムでは、Infor ERPLXにより、販売・生産・会計システムを統合し、情報の本社組織への集約と一元化を実現し、Infor PMによってデータを可視化することで、各種の情報をリアルタイムに把握できるようになり、コスト・在庫の削減や今まで以上に精度の高い計画の立案が可能になった。

今回のシステム刷新による効果について協友アグリでは、「経営者は、インターネットを通じて、エリア別・品目別の販売状況や各品目の在庫状況をリアルタイムに把握できる」、「月次決算が、これまでは業績報告資料の作成に2週間要していたが、第3営業日には事業部門別の損益計算書ができあがるようになった。年次決算も、1週間かけていた実績原価計算が瞬時に終了するようになったため、決算期間を3週間から10日ほどに短縮できる見込み」と高く評価している。

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